天子山
天子山は東の索渓峪に近く、南の張家界森林公園に臨んで、北の桑植県と接しています。武陵源風景区の一つに属します。「天子」は昔の帝の自称ですから、天子山は明の時代に、トゥチャ族の農民の武装蜂起を発起したリーダーの向大坤が「向王天子」として知られている故で、その名前から取りました。

天子山は「金三角」の最も高いところに位置します。最高地点は天子峰で、標高1262メートルです。最低地点は獅蘭峪で、標高は534メートルです。風景区の総面積は67平方メートルで、山の周辺の遊覧経路は45キロほどです。年間平均気温は約12℃で、年間降水量は1800mlです。

天子山の地質地形からして、山頂の海抜九百メートル以上のところは石灰岩と極めて少しの亀紋石のほか、観光スポットの大部分は石英岩から組み立てられ、石英砂岩峰林の地形に属します。科学考査によると、約3億8000万年前、この辺は海だったそうです。1億年前後、地殻変動が起き、陸地になりました。また、流れ込んだ雨水が割れ目を下まで進行させ、砂岩上部と谷川との落差が広がっていき、次第に今日見られる層の厚さは500から600メートルほどある石英砂岩になり、いろいろな奇異な観光スポットが形成されました。

天子山の風景は「原始の景色と自然美」で、人工的な跡がほとんど見えません。天子山のところに、武陵源唯一の人工的なスポットの賀龍公園があります。ここで、山と水の景色だけではなく、風土人情が溶け合って観光客を魅力しています。「天子の面影を見ると、帰ってから別の山を見たくなくなる」と言われています。

天子山の一帯は、武陵源風景区のハイライトで、相対に集中する神堂湾、点将台、御筆峰、仙女散花、天子峰などの観光スポットがあります。

