物流日语-21级

王雅楠

目录

  • 1 物流导论
    • 1.1 物流导论(一)
    • 1.2 物流导论(二)
  • 2 物流战略管理
    • 2.1 物流战略管理(一)
    • 2.2 物流战略管理(二)
  • 3 运输与配送管理
    • 3.1 运输与配送管理(一)
    • 3.2 运输与配送管理(二)
  • 4 仓储与物料管理
    • 4.1 日语版资料
    • 4.2 仓库选址布局参考资料
    • 4.3 ABC分析
  • 5 装卸搬运、包装和流通加工
    • 5.1 装卸搬运
    • 5.2 包装
    • 5.3 流通加工
  • 6 物流信息管理
    • 6.1 物流信息技术
    • 6.2 物流信息系统
  • 7 供应链管理
    • 7.1 供应链管理
物流信息系统

 一、物流の六大機能(五大機能 + 情報管理)

 物流の六大機能とは、『輸送・配送機能』『保管機能』『荷役機能』『包装・梱包機能』『流通加工機能』の物流五大機能に、『情報管理・処理機能』を加えたものを指します。

二、各工程に関連する物流システムとは

・倉庫管理システム(WMS: Warehouse Management System)
・在庫管理システム(Inventory Management System)
・配送管理システム(TMS: Transportaion Management System)
・受注管理システム(OMS: Order Management System)

1.倉庫管理システム(WMS: Warehouse Management System)

 倉庫管理システムとは、荷物が倉庫に入庫されてから、保管して出庫するまでの倉庫内のすべてのプロセスを管理するシステムです。

 入庫時のピッキング効率化から、保管時のロケーション管理や入出庫に伴う在庫の変動や納品書の作成なども含みます。

2. 在庫管理システム(Inventory Management System)

 在庫管理システムとは、オフラインでリアルに存在する商品の在庫数をオンライン上で正確に管理するためのシステムです。在庫数が過不足なく正確に計測できるように倉庫管理システムの入出庫と連携して在庫の増減を管理するのが一般的で、入出庫数に抜け漏れがないようにハンディターミナルなどハードウェアと接続できるものも増えてきています。

3. 配送管理システム(TMS: Transportation Management System)

 配送管理システムとは、倉庫などから出荷された荷物が目的地に届けられるまでのすべてのプロセスを管理するシステムです。
配車・配送計画・進捗管理・積付・運賃計算・それらに伴う請求書発行などの業務を含みます。


4. 受注管理システム(OMS: Order Management System)

 受注管理システムとは、注文者からの注文内容をまとめて取込んで確認業務を容易にし、注文された商品の出荷のために出荷データを出力するなど、注文・受注管理業務のすべてのプロセスを管理するシステムです。
 ECの場合、各ECカート・ECモールから受注情報をまとめて取り込み、住所間違いなどの確認業務を容易にし、各受注に対して商品引当てを行い、倉庫に対する出庫指示のための出庫指示書の作成および出荷指示の自動化などを行うシステムを指します。


三、物流システムを導入するメリット

1. 業務の効率化

 システム全般に言えることですが、システム導入によりフォーマットが統一化されることにより、属人化を防ぎ共通言語を用いて各業務内容を管理できることで、業務を効率化することに繋がります。また、システムを活用すれば同じ業務を自動化することもできるため、うまくワークフローに組み込むことが出来れば大幅な業務効率化を行うことができます。
 配車管理業務を例に出すと、物流システムが利用される前までは事業プランナーと呼ばれる担当者が、独自のノウハウを駆使して配車計画をたて、人材を確保し、ルートを選定し、物流計画を作成して指示してきました。

2. 業務の可視化

 統一化されたフォーマットで情報が蓄積することにより、同じ粒度で対象物を管理することができるため、マクロ・ミクロ視点からも簡単に業務を可視化することができるようになります。

3. コスト削減

 物流システムの導入により、システム費用以上にコスト削減を行うことが可能です。WMS(倉庫管理システム)を導入し、入出荷情報や在庫情報をオンラインでリアルタイムで管理することで、在庫回転率の最適化、業務オペレーションにかかる人件費の削減、欠品防止による売上逸失の回避などでコストの削減が期待できます。

4. サービスの品質向上

 物流システムを導入することによる業務効率化・人的ミス削減により、サービス全体の品質向上にも繋がります。物流管理だけではなく、仕入からお届けまでのサプライチェーン全体を最適化してサービスの品質を底上げすることにも活用できます。


四、. 物流システムを導入するデメリット

1. システム利用料の発生

 当たり前ですが、物流システム導入によりシステムの利用料が発生します。

 利用料は大きく分けて「固定費」「変動費」の2つがあります。物流倉庫を例に挙げると、
・固定費は、生産や販売の量に関わらず一定にかかる経費のことで、システムの月額利用料、業務管理料などが含まれます。
・変動費は、販売個数や売上などに比例して増減する経費のことで、入庫料、検品料、出荷・ピッキング料、梱包料、配送料などが含まれます。

2. ワークフロー修正工数の発生

 今までアナログで管理していたワークフローの一部を物流システムで置き換えるため、ワークフローの修正に工数が発生します。
 導入初期は工数が発生しますが、導入後の運用期間も含めると工数は減る、もしくはそれ以上にリターンが出るようにシステムを導入するはずなので、導入前後のワークフローを漏れなく洗い出して少しでもスムーズに導入が進むように根気強く進めていきましょう。